面接で大事なことは、余裕を持って面接に臨むということです。余裕がない状態で面接を受けると、普段の自分をきちんと見せることができず、職探しは残念な結果に終わる可能性も高くなります。余裕を持って面接に臨むことで、このようなリスクを低くすることができます。
余裕を持って面接に臨むためにまず気をつけることは、時間に余裕を持って面接会場に向かう、ということです。当たり前のことのような気がするでしょうが、これができてない人も多いのです。大事な面接に遅刻するのは言語道断ですが、ぎりぎりに到着することも避けなければなりません。基本的には自家用車の使用は避け、公共の交通機関で会場に向かいます。最近では、インターネットで電車の到着時間を検索できるので、余裕時間を見て出かける人が少なくなりました。しかし、事故や故障で電車が遅れる可能性もあるので、面接のときには30分前到着を目指しましょう。早く着きすぎたら、近くでコーヒーでも飲んでゆっくりすれば良いだけです。
面接会場に入る前には、外見チェックを行います。スーツが汚れていないか、靴に汚れが付いていないか、ネクタイはきちんと締められているかなど全身をチェックしたら、鏡を見て髪型と顔を確認します。特に、鼻毛が出ていないか、歯に食べ物がはさまっていないか、口の周りに食べ物が付いていないかを確認してください。もしも鼻毛が出ていたら、面接官はあなたの中身には目が行かず、鼻毛にばかり目が行ってしまうでしょう。そんな面接が成功するはずはありません。職探しを成功させるためには、面接当日の外見チェックは、とても重要なのです。
面接は、お互いのことをよく知って理解するためのお見合いです。ですから、面接中は聞かれた質問に答えるだけではなく、求職者の側からも知りたいことは積極的に質問し、会社に対する希望ははっきり伝えると良いでしょう。
面接中は、面接官に対して誠実に向き合って応対します。最初のポイントは、挨拶です。大きな声ではっきりと挨拶をしましょう。この一瞬にすべてをかけるくらいのつもりで挨拶をして面接官の心をグッと掴んでください。面接が始まると、基本的には面接官が質問して求職者が答えるという流れで面接が続きます。このときも、大きな声ではっきりと答えるようにしてください。
無理に自分を良く見せようとして嘘の受け答えをしてはいけません。面接官は、求職者から発せられる言葉を追いかけているのではなく、態度を見ています。嘘の受け答えをしているのと、それは態度になって現れてしまうのです。きちんとした態度を面接官に見てもらうためには、本当のことを答えるしかないのです。
面接官からの質問が一通り終わると、次は求職者からの質問になることが多いでしょう。職探し中に感じた疑問や会社に対する希望をはっきりと伝えてください。
面接中に絶対にやってはいけないことは、貧乏ゆすりです。爪を噛んだり髪の毛を頻繁に触ったりすることもしてはいけません。「なくて七癖」と言われるように、自分では気が付いていない癖が意外とあるものです。セルフチェックして、このような癖が出ないように気を付けてください。斜めに座ったり足を組んだりするのも良くありません。面接官にまっすぐ向き合い、誠実に受け答えをしましょう。 |